えび・かにのアレルギー表示が義務化。えび・かにアレルギーとは?
えびやカニでアレルギーを発症する人がいるなんて知らなかったという人もいるかもしれませんが、えび・かになどの甲殻類は食品アレルギーの中でも比較的発症数の多いものとして知られています。子供の頃からアレルギーがあるという人もいますし、大人になってから発症してしまうという人もいます。
えび・かにのアレルギーとは、その名の通り、えびやかにを口にすることでアレルギー症状を発症してしまう症状のことですが、中には触っただけでもアレルギー症状が現れる人もいます。えび、かに、それぞれ別々のアレルギーで、えびはダメだけどかには大丈夫、かにはダメだけどえびは大丈夫という人もいますが、アレルゲンが甲殻類の筋肉の含まれるタンパク質トロポミオシンであるケースが多いため、えび、かにの両方、さらには甲殻類全般に対してアレルギー症状が生じる人も少なくありません。
えびやかにのアレルギーは、即時型過敏と言われる食品アレルギーの典型的な症状もので、アレルゲンが体内に侵入するとすぐにアレルギー症状を生じます。口や手などが痒くなったり、じんましんを生じることもあります。気管支喘息のような症状になることもありますし、症状が激しくなれば、呼吸困難を起こしたり、アナフェラキシーショックを起こして命に関わる可能性もあります。
えびやかにそのものを口にしなくても、その成分が含まれているだけでアレルギー症状を起こしてしまうことから、厚生労働省では加工食品に含まれるアレルギー物質の表示義務に、えびとかにを追加し、表示猶予期間が過ぎた平成22年6月からはえび、かにのアレルギー表示が義務付けられました。これまですでに義務とされていたものにえび、かにが追加され、小麦・そば・落花生・卵・乳製品・えび・かにの7品目がアレルギー表示が義務付けられた食品となったのです。
見た目にはえび、かにが含まれているようには見えなくても、風味付けに使われていたり、またサプリメントの成分として含まれているようなケースもありますので、成分表示には気をつける必要があります。
えび、かにのアレルギーは血液検査をすればすぐに分かります。これまでは問題なく食べていたという人でも大人になってから発症する場合もありますので、えび、かにを食べて体調に異変を感じた、もしかしてアレルギーでは?という人は病院で検査を受けるようにしましょう。絶対にやってはいけないのは、食べてみて大丈夫かどうかを確認する方法です。湿疹が出る程度で済めばいいのですが、すでに説明した通り、アレルギー症状が命に関わることもあります。前回は症状が軽かったとしても、次は重篤な症状に発展する可能性もありますので、自分で診断をするようなことは危険ですから決して行わないでください。
アレルギーは治療したり症状を軽減できるケースもありますので、そういった意味でも医師の診察を受けることが大切です。
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